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博士人材が活躍するCAD・CAE業界とは?

皆さんは「CAD」や「CAE」という単語にピンとくるでしょうか?CADもCAEも現代のものづくりには欠かせない重要なキーワードです。今回は博士人材も活躍しているCAD・CAE業界についてご紹介します。

CAD・CAEとは?

CADとはComputer-Aided Designの略称です。コンピューター上で図面を作成していく設計支援ツールのことで、平面図面だけでなく立体図面を設計できるソフトウェアもあります。身の回りにあるイスや車から大規模な工場施設まで、様々な設計の現場で使われています。かつては日本の製造メーカーでも内製でCADソフトを作っていたようですが、現在は海外製CADソフトが広く使われており、日本発のCADソフトは少ない状況にありますが立体図面を作成する3D CADソフト開発で活躍している日本企業もあります。立体図面が作れることで、平面図面だけでは分かりにくい部品同士の接触や重なりを見ることができ、コンピューター上ですぐに修正することが出来るため製品開発のスピードが大幅に向上しました。

CAEとはComputer-Aided Engineeringの略称です。これは計算によってモノの耐久の限界値を求める技術で、高精度なシミュレーションを可能とする解析技術です。この技術が登場する以前の製品開発では、試作と実験によって不具合の調査と修正を繰り返していましたが、試作といえど実物を使用すると時間もコストもかかるため製品開発にはどうしても限界がありました。この開発工程をコンピューター上でシミュレートすることでスピード向上とコスト低減を実現する技術がCAEです。質量、形状、衝撃の値が分かれば、耐久の限界値を計算で求めることが可能です。特に自動車や航空機といった試作にも莫大なコストがかかる製品の開発現場で取り入れられています。

博士・ポスドクが活躍する理由

CAD業界ではソフトウェアの開発エンジニアと製造メーカーへの導入をコンサルティングできるエンジニアが求められています。特に前者は「情報系」の、後者は「機械系・電気電子系」の知見や経験が役に立ちますが、どちらも製造業の設計現場におけるニーズの正しい理解が求められるため、専門分野だけでなく広い視野を持った博士人材が活躍しています。

またCAE業界では構造・流体・振動・音響などのデータ解析を行なうCAEエンジニアが求められています。基本的には「物理学」や「数学」の素養や適性が求められますが、分野を問わず博士やポスドクのレベルで研究を行なってきた方はデータの扱いに長けていることからポテンシャルを評価してもらえるケースがあります。

CAD・CAE関連事業を行う企業例

実際にどのような企業がCADやCAEに関連する事業を行っているのでしょうか?大学院生・研究者・エンジニア専用の就職サイト「アカリクWEB」に2018年新卒採用の求人が掲載されている企業からピックアップしてご紹介します。(ここには掲示できない非公開求人の情報については「アカリク就活サポート」をご利用ください。)

CAD関連


iCAD株式会社

とことん極めたい。責任ある仕事をしたい。自分で道を切り開いていきたい。そんな、あなたに。日本のモノづくりを日本のCADで支えること、世界で勝負できるソフトウェアを開発すること、それが当社の使命です。富士通時代から続く研究投資が土台となり、開発を行っています。日本で唯一の3D CADソフト開発会社。

SOLIZE株式会社

SOLIZEは、1990年に工業用の3Dプリンターをいち早く日本の製造業へ導入し 自らが「革新的なモノづくり」を実践し続けると同時に、自身の経験から培った「変革技術」そのものを新たなサービスとして提供し続けている 日本発のGlobal Engineering & Consulting Companyです。

ラティス・テクノロジー株式会社

理学博士である創業者が、前職(大手メーカー)社のソフトウェア研究所に在籍時代に開発した技術を元に、スピンアウトして設立した、技術特化型企業です。現社長も理学博士であり、それ以外にも博士号取得者が在籍しております。超軽量3Dフォーマット「XVL」技術の研究開発と世界標準化に注力しています。

CAE関連


株式会社ソフトウェアクレイドル

科学技術計算用のソフトウェア開発会社として業界において高い評価を得ています。物理現象をシミュレートするソフトウェアを作ってみたい!数学、物理、プログラミングの知識を社会で活かしたい!そう純粋に思える方、クレイドルにノックしてみてください。

株式会社JSOL

有限要素法を用いた非線形解析の分野に注力しており、高い中立性のもとに構造、電磁界、生産技術、材料解析のソフトウェアプロダクトの開発・販売・サポートと、これらのソフトウェアを利用した受託解析を中核として、お客様の様々な課題にお応えするための総合コンサルティング業務を展開しています。

株式会社テラバイト

株式会社テラバイトは、さまざまな現象をCAEによって解析するスペシャリスト集団です。当社は様々な研究所や企業から、自動車・建築・エネルギー・医療関係といった分野で高い支持をいただき、経済動向の変化に対応する柔軟な経営と、安定した体質の事業を行っています。

 

関連イベント


2017年3月25日(土)開催【2018年度新卒/即就業可能】CAD・CAE業界合同特別選考会 in 東京

モノづくりに革命をもたらしたCAD・CAE技術
皆さんはCAD・CAEについて知っていますか?

CAD(Computer aided design)とはコンピュータにより工業品や建築物を設計することです。また、CAE(Computer aided engineering)とはCADで設計した製品データ等を用いて、シミュレーションや数値解析を実施し、製造や工程の事前検討を行うことになります。

CAD・CAE技術の発達により、大量に図面が必要とされ、膨大な時間的・物理的なコストを払って試作していた工程が全てコンピュータ上で行う事ができるようになりました。それに伴いリードタイムの大幅短縮やコスト削減が実現しています。半導体から航空機、ひいてはそれらを製造するラインの設計・検討まで、CAD・CAE技術はモノづくりの現場で不可欠なものとなっています。

・『数学・物理学の知識やシミュレーションの経験を活かしたい!』
・『絶対にモノづくりに関わりたい!』
・『技術力をとことん身に付けたい!』
といった方は是非、この機会をご活用下さい。

皆様のご応募をお待ちしております!


アカリクでは博士課程在籍者や若手研究者の皆様のキャリアを考える上での一助となるような活動を積極的に行っております。
記事についてのお問合わせは以下までお願いいたします。
※今後取材して欲しい人物や研究などのリクエストも受け付けています!

株式会社アカリク
「博士の選択」事務局
Tel.:03-5464-2125
E-mail:info@acaric.jp

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